
製造段階でのトラブルや不良品を低減させるために、FMEAの活用が大切だと聞きましたが…

FMEAとは何ですか。

FMEAとは「Failure Mode and Effects Analysis」の略で、「故障モード影響解析」という意味です。

FMEAは、製造プロセスや製品がもたらす不具合やリスクを事前に想定して未然に防ぎ、品質を高める「手法」です。

自動車産業では、FMEAの導入はQCDを満たす上で、必須の項目と言われています。


FMEAの活用で得られるメリットは何ですか?

不良品が減る (品質が向上する) = 利益が増える = 会社の信用が高くなる = 生産性が高くなる、などが挙げられます。

そうなんですね。では、FMEAを導入し、活用すべきですね !!

ところで、FMEAは、自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム規格であるIATF16949でも要求されている事項です。

国際規格に沿ってPDCAサイクルを回すことは、品質確保に繋がりますよね。

なるほど。もう少し詳しく教えてください。

IATF16949同様、ISO9001も品質マネジメントシステムの国際規格になります。ISO9001が業種や分野に関係なく幅広い会社が保有する品質マネジメントシステムの国際規格であるのに対し、IATF16949が自動車に特化した品質マネジメントシステムの国際規格となります。

自動車業界では、IATF16949のみが求められるということですか?

いいえ。ISO9001、IATF16949どちらも求められます。これは、IATF16949がISO9001をベースに自動車特有の要求事項を追加し作られたためです。


また今日では、ISO9001、IATF16949は、Tier-1メーカのみならず、Tier-2、Tier-3…とサプライチェーン全体に求められます。

なるほど。サプライチェーン全体がQCDを満たした部品を使うことで、完成車もQCDを満たした安全な車両ということになりますね。

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